photographer says

homeboy's son

この人はヤクザになるかもしれないと思った京都の先輩とその息子の入浴風景を見て、安心と共に少しうらやましくも思った。
 父親との確執から彼が家を飛び出している間、父親は末期のガンとなり彼が戻ったときはモルヒネの影響で会話ができる状況ではなかった。
彼が、とあるバーの横に座った身も知らぬ若者のi-Podをいきなり、“こんなもので音楽聴きやがって”と取り上げ床に踏んづけたことと、父親との確執が生前に終わらなかったことは全く関係ないはずだが、あると私は思った。
子供と一緒に風呂に入ることは端からみると他愛も無いことであるが、彼にとっては非常に大切なことと私は思った。



ジュンク西村

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