これは10cmを超える大物

水晶は、科学的には二酸化珪素(SiO2)が結晶したもので、鉱物学上は「石英」と同じものです。その中で、透明で美しい結晶を持つものを「水晶」と呼ぶのです。日本では、江戸時代から明治時代に多くの「水晶鉱山」が開発されたらしい。水晶は花崗岩などの中に結晶してできるので、鉱山では昔ならタガネ、近代以降ならドリルなどで岩山を掘り進んで鉱脈を探したわけです。

しこたま水晶を掘り尽くした後の「鉱山」は、どうなるかというと、まあ基本的にはそのまま放っておかれて荒廃していく。私らは、その鉱山跡に行って水晶を探すのです。

といっても、「岩を掘り進む」なんて大がかりなことをするわけじゃあない(そういうマニアの方々もいるようですが)。鉱山跡には、採掘時に掘り出された土砂や砂礫が辺り一帯に積もっています。私らは、そういった地面を熊手でカリカリと掘る。すると、土砂の中に時々キラリと光るものが現れます。それが、私らのターゲット「水晶」です。なんか、潮干狩りに近い感覚でしょ?

熊手や割り箸で地表をほじくるとキランと輝くものが。

掘り出した水晶は、泥などで汚れてるので、まずは水洗い。それでも、岩石などが付着していてるものは落ちません。そこで、「クリーニング」をするのです。用意するものは、トイレの酸性洗浄剤(サンポールみたいなやつですね)。そこに3日〜1週間浸けておくと、錆のような付着物が落ちてくる。その後、また水洗いしてやると、かなりキレイになりますね。

トイレの洗浄剤でクリーニング。取り扱いに注意です。

ふるいにかけて水晶を探す部員。

私らは完全な「素人」なので、採っている水晶は大きさにして1cmから5cmくらいのものが多いのですが、たまに現地で出会うマニアの方たちは10cmを越えるような「大物」を採ってたりも。そういうのを見せられると、よっしゃ私らも!と俄然はりきるわけです。それこそ「宝探し」の感覚ですな。

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