Illustration by SATOMI.
私らのキノコ狩りのよくあるパターンは、日の出前に富士山の5合目までクルマで登る、そこでご来光を拝んでから、いざ山中へ!という感じ。キノコ狩りのコツは「人よりも早く山に入ること」といいます。他の人に採られる前に、ということですな。
私らがキノコ狩りをする時は、だいたい1日6〜8時間、山の中を歩きつづけます。日の出とともに動き始めて、昼すぎには山から出てくるイメージ。キノコを探す場所は、道もない山の中。もちろん磁石や地図は欠かしませんが、それでも道に迷ってしまうことはよくある。でも、昼過ぎに撤収するイメージでいれば、万が一迷子になっても、暗くなる前までになんとか出てこれる。そんな計算もあるのです。
特に秋の山は、日が落ち始めるとアッという間に暗くなります。真っ暗な山の中で救助隊を待つ、なんてことのないようにお気をつけを。
5合目から望むご来光
さてさて、キノコ狩り特集の第2弾です。私らのキノコ狩りは、ほぼアドベンチャー部に近く、けっこうな難所まで入っていきます。でも、富士山のキノコ狩りはツアーもあるくらいで、本格的シーズンには遊歩道や舗装された自動車道路の周辺だけでも楽しめる。そういうライトなキノコ狩りでもけっこう簡単に採れて人気があるキノコがいくつかあります。今回は、そこら辺から紹介してみましょう。
まずは「ショウゲンジ」。名前の由来は、正源寺というお寺のお坊さんたちに好まれてたからだとか。富士山を代表するキノコとも言われています。私は富士山でキノコ狩りを始めるまでは、名前を聞いたことのないキノコでした。関西での人気が高いとも聞きますね。
富士山でも大人気のショウゲンジ
8月末あたりから標高2000m近くで発生しはじめて、10月後半には0合目あたりまで降りてるというイメージかな。そうやって、季節の移ろいとともに場所を変えれば、長い期間キノコ狩りが楽しめるのも富士山のいいところ。ショウゲンジは採るのが楽しく、そして美味しい。人気が高いのもうなずけます。柄が太く中実でシッカリしているので、採る時にポコッという感じで土中から抜けます。この手応えがクセになる。しかも発生の時期を迎えると、数本ずつあっちにこっちにと見つかり、アッという間にカゴがいっぱいになっていく。「いかにもキノコ」という形で、色も肌色〜黄土色(幼菌の時はちょい紫がかったのもある)でキレイ。
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