このアミガサタケは、どうやら桜やイチョウの木の近くに生えるようです。といってもマツタケとアカマツのように共生関係にあるわけではないらしい。そして、「山の中」よりは人里/街の近くに生えます。桜が散る季節になったら、桜やイチョウの木が生えている周辺を、目を凝らして見てみてください。きっとアナタも見つけられるはずですよ。
一番右の写真が黒くて三角のトガリアミガサタケ
アミガサタケの中にも、細かく分けるといろんな種類があるようで。色もベージュ、オレンジ色、グレー、こげ茶、黒などがあり、形も丸っこいのやら先が尖ってるのやら。でも大雑把に分類すれば、桜が散る頃に生える言わゆる「アミガサタケ」と、それに先がけて2〜3月頃からイチョウの近くに多く生える「トガリアミガサタケ」という2種類に分けられます。基本的には、どれも食べられる!
高級食材のドライ・モリーユ
手に取ってみると、大きくなったものほどボソボソ、バサバサしてる。鼻に近づけても、キノコらしい匂いもあんましない。これじゃあ日本で人気がない(食べる習慣がない)のも納得ですな。だって春に生えるし、見た目も含めて日本人の「キノコ観」からはまったくかけ離れてる。でも、フレンチ好きな人ならば、「仔牛フィレ肉のグリエ/モリーユソース」なんていうメニューを見たことがあるんじゃないですか?あの「モリーユ」が、すなわちこのアミガサタケなんですよ!そう思えば、見方も変わってくるでしょ?
通常は、乾燥させて、それを水で戻したものを食材として使うことが多いらしい。実際に、通販などでも「ドライ・モリーユ」はかなりの高値で取引されてます。このアミガサタケの旬は3月末〜5月頭の1ヵ月くらい。うちの庭にでも生えてくるキノコなのに人工栽培はできないらしく、その時期にだけ食べられる「フレッシュ・モリーユ」は季節の食材としてフレンチ・レストランなどでも珍重されてるのです。ヨーロッパの市場ではトリュフまでとは言わないまでも、セップ(ポルチーニ)よりは高値がついているようですね。ちなみに欧米での4大人気キノコは、トリュフ、モリーユ、セップ、ジロール(アンズタケ)という具合。
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