ところで、「アミガサタケ」を調べていくと、ものすごい強者にぶち当たります。「シャグマアミガサタケ」。このキノコは、超超超超猛毒です。「なんだよ、やっぱ近種に毒キノコがあるんじゃないか!」とおっしゃるなかれ。日本名でこそおなじ種類に聞こえますが、アミガサタケとシャグマアミガサタケは科も異なるキノコ。見た目もまったく異なり、シャグマアミガサタケはアミガサタケなど比べものにならないほどグロテスクです。まるで脳ミソみたい。このシャグマ、茹でた際の蒸気を吸っただけでも効くほどの猛毒らしいのですが、フィンランドあたりでは毒抜きして食べるらしく、普通に缶詰にして売られてるほどポピュラーなキノコだそうです。まあ、慣れてない人はくれぐれも手を出さないように。
出た!恐怖の猛毒野郎シャグマアミガサタケ
狩猟好きな人たちの間でも、「キノコ」というのはなかなか手が出しにくい世界でもあります。それは、やはり「毒キノコ」の存在があるから。毎年のように「毒キノコを誤食して死亡」なんてニュースが聞こえてきますからね。そういう意味じゃ、このアミガサタケは「キノコ入門」に相応しいターゲットじゃないかと思います。
なぜなら、まず、すぐに見分けがつく。シャグマの話でビビッた人がいるかも知れませんが、大丈夫、シャグマとは見た目が全然違います。それと、山の奥深くに行かなくても、近所の公園や空き地で見つけられる。さらに、虫出しなどの手間が軽くて済む。そして、日本ではまだあまり馴染みがないので、季節になれば、いくらでも採られずに生えている!

世界のモリーユ切手コレクション
ヨーロッパでは、春になると、家族や友達たちとモリーユ狩りに出かけるのが風物詩になっているようです。モリーユ狩り大会なんかも開かれたり、切手の図柄にも多く登場して、海外ではとにかくポピュラー。
私らTOKYO狩猟部も、桜の狂騒が終わる頃になると「そろそろアミガサタケの季節だねえ」と近所の公園などに出かけては旬の味覚を楽しんでいます。日本古来の「キノコ観」に囚われず、洋食に慣れている若い人たちなら、きっと「おいし〜い!」と感じるのでは?
キノコ入門編のアミガサタケを通過すれば、その後には魔宮のようなめくるめくキノコワールドが待ってます。秋には狩猟の聖域「キノコ狩り」を特集する予定なので、お楽しみに。
※採取したキノコを食べる食べない、どのように調理するかなどは、ご自身の判断でお願いします。
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