キノコを覚えるにはカサや柄の「色」「形」などを見るのが基本ですが、次のような点をチェックポイントにするとさらに違いがわかるようになってきます。

タマゴタケはツバもツボもあるキノコ

・カサの裏が「ヒダ」か「網/スポンジ状」か(「針状」というのもあり)
・カサや柄に「ヌメリ」があるかないか
・ツバやツボがあるかどうか
・柄が「中実(中身がつまってる)」か「中空」か

図鑑やガイドブックで事前にキノコの特徴をチェックしておいて、実際に現地で「これはあのキノコかな」と自分なりに見当をつけてみる。で、キノコ博士に見せてみて「やっぱアレだ」「これはアッチか」と確認する。これを繰り返すことで、だんだんとキノコを覚えていくことができます。まあ、最初は何でも採ってみて、「キノコ博士」に見てもらうのがええでしょう。

左からヒダ状、スポンジ状、針状の裏

山の中には「エセ鑑定士」がいるので要注意です!単なる「知ったかぶり」ですな。いいかげんな情報に惑わされないように。また、「これは食べられるキノコだから」と言って分けてくれる人がいますが、悪意があるなしに限らず気をつけてください。実際、それを食べて中毒→入院という例がある。とにかく「ハッキリとわからないキノコは食べない」が鉄則ですよ。

「キノコ狩り」という行為は、特に難しいことはない。山に入って、目を凝らせてキノコを探せばいいわけです。ただ、大自然を相手に遊ばせてもらうので、それなりの暗黙のルールがあります。

カゴを使うのにはちゃんと意味がある

(1)採ったキノコはカゴか網状の袋に入れて持ちはこぶ。
持ち歩いている途中にも胞子を撒かせてやるんです。風通しの悪い袋などに入れると、湿気がたまってキノコが傷みやすいしね。

(2)土中の菌床まで引っぺがさないように。
後からキノコが生えなくなってしまうのでね。大きなキノコを抜いた後の穴は、菌床が乾燥しないように埋めとくこと。

(3)老菌は残しておく。
老菌は、大きくても、バサついてたり虫食いが多かったりで美味しくないです。残して、胞子を撒かせてやりましょう。

富士山は「国立公園」です。国立公園には「特別保護区」が指定されており、その区域では一切の動植物(キノコも含む)の採取が実質禁止されています。富士山の場合は5合目以上(もしくは2300m以上)や青木ヶ原の樹海などがそれにあたり、他の区域にもその他の規制があります。また、場所によっては「鑑札票」を買う必要があります。シーズン通しで500円とか1000円なので、トラブルにならないように事前に購入することをお勧めしときます。

360°を苔に囲まれた森の中でキノコにもてあそばれるのは、とても気持ちのよいものです。そして何よりも天然キノコは、ウマイ!飼い慣らされた栽培モノとはまったく違う野生の味と香りがあります。ぜひ、自然からしっぺ返しを食わないように、ルールを守ってキノコ狩りを楽しんでください(富士山でも問題になっていますが、山の中にゴミを残していくなんてのは、もってのホカですわ)。

次回は、「たくさん採れて、しかも美味しい」という主役クラスのキノコの紹介を中心に、第2弾です。

※捕った獲物について、食べる・食べない、もしくはどのようにして食べるかなどはご自身の判断でお願いします。
※海や山や川には地区ごとのルールがありますので、そのルールに従ってください。

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